20180415

FreeStyle Libre 利用TIPS

マニュアル血糖値管理の友、FreeStyle Libre(フリースタイルリブレ)を利用していて気が付いたことなどを箇条書きにしてみる。TIPS的なものになれば幸い。
随時、追記なり修正なりしていくと思う。あくまで私の経験によるものなので、不正確な情報も含まれることには御注意を。
なお、Libreについては既にたくさんの記事が公開されているが、まとまった情報としては、
を見ていただくのがよいと思う。

概要

  • 24時間、血糖値を計測することが可能な機器。身体に取り付けるセンサーと、読み取り・記録用の端末からなる。
  • センサーに端末を近づけるだけでその時点の血糖値が表示される。超便利。
  • ただし、血液ではなく細胞の間質液を計測しているので、あくまで推定値。よって、指先の血液から計測するSMBG(血糖自己測定)と数値がずれる。なお、SMBGもこの端末で可能。
  • センサーは14日毎に交換しなければならない。途中で取り外すと使用不可になり新センサーを使う必要がある。

センサー関係

  • メーカー推奨の取り付け位置は上腕裏側。
  • センサーは間質液に弱電流を流してグルコース濃度を測定しているらしく、私の場合は取り付けて1~2時間はたまにピリピリする。取り付け翌日以降は特に痛みも装着感もない。ただし、取り付け位置には注意したほうがいい。
  • センサーは交換時、テープを引っぺがすのに一苦労するぐらい強力に貼りついている。よって、普段あまり気を使う必要はなく、脱衣の際などに引っかからないよう注意する程度で十分かも。ただし、発汗量が多いと粘着力は弱くなる。
  • センサーは15分ごとに自動計測・記録しているのでボタン電池が入っている。今のところ、センサー電池切れの経験はない(1日30回ぐらい端末で計測していても大丈夫)。
  • 半袖の服は着づらい。上腕に付ける限りはセンサーが露出して防御力的に不安。七分袖ぐらいに留めておくのが無難かも。
  • センサー取り付け時に出血することがあるが基本的に心配ない。ちゃんと血が止まり、端末で計測してもエラーが出なければ普通に稼働していると思われる。

端末・アプリケーション関係

  • 端末は圧力感知式のタッチパネルっぽい。手袋したままでもOK。なので保護フィルムはどんな種類のものでも使えるはず。
  • 計測時にインスリンや食事量などをセットで記録できる。計測後15分以内なら後からでも追加できる。
  • 90日分のデータが保存される。ただし、センサーのほうが8時間しか記録されないので、8時間に1回は計測しないとデータが途切れる。
  • 逆に言うと、食後2時間の計測を忘れても8時間以内なら全く問題ない。
  • メーカー公式にあるアプリケーションでPCにデータ吸い出したり、変動レポート作ったりできる。マジ便利。「データをエクスポート」でtsvファイルにもなる。
  • 端末の時刻は手動で合わせる必要がある。私の持っているものは1か月で1~2分ぐらい遅れるので、センサー交換の際に調整している。
  • 端末の電池残量が少ないと、SMBG用の電極を認識しにくくなる

精度関係

  • センサー装着(交換)後、24時間ぐらいは精度が不安定、という話をネット上でもよく見る。私の場合は交換後30時間ぐらいは高めに出る傾向があるように思う。
  • そもそも間質液による推定血糖値なわけで、私の場合、SMBGとは概ね10%程度の差異が出ることがある。高血糖・低血糖のときにズレが大きくなる傾向があるか。
  • センサー装着部分に無駄に圧力がかかった状態だと、意味不明な数値(主に異常な低値)が出るとの噂あり。センサーを身体の下敷きにして寝てたりすると発生する(これもそのせいかも)。フィラメントが上手く間質液に当たらないから?
  • 私の実際の記録はこちらを参照

その他

  • 端末用のケースとか、センサー装着部位を覆うレースサポーターとかがあるそうだ。
  • 専用端末ではなくスマホで読み取るアプリや、さらにその数値を他の端末に飛ばす(こどもが付けているリブレの数値を保護者が常時確認するとか)ことをやっている人もいるそうだ。「フリースタイルリブレ」「スマホ」「xdrip」など検索してみると色々と面白い試みが出てくる。
  • 公式サイトに、飛行機に乗る際などに便利な医療機器情報カードが掲載されている。

(最終更新20200306)

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